山田流の演奏を間近に見たのは初めてです。
生田流とは爪の形が違いますので、当然弾き方にも違いが有ります。
その違いを今回明確に認識する事が出来たように思いました。
それにしても、美しい
箏を弾く姿も、三絃を弾く姿も、
尺八のソロをの箇所で箏に触れずに座っている(三人の女性の演奏家でした)凛とした姿に
美しい
言うまでもなく、音色もすばらしく、本当に満足した二時間半でした。
邦楽の奥深さを感じた演奏会でした。
洋楽が一般的には聴く機会も多く馴染みやすく、
邦楽は、聴く機会も少なく馴染みにくいような感がします。
しかしながら、日本人のDNAにはまぎれもなく、邦楽に感動するものが有る筈です。
歳を重ねるにつけ、
シットリとした音色と心身共に鍛え上げた中でこそ奏でられる音色に
心ひかれる様になるように思います。
それにしても、
お客様が少なくて本当にもったいないと思いながら帰途に着いたのです。