日本赤十字社義援金について

日本赤十字社に集まった義援金を、
今回は異例で民主党が差配すると決まったようです。

更に、今回は特別に、
日本赤十字に集まった義捐金の全てを被災者に渡す
とも報道されました。

しかしながら、国民の信頼を欠いた民主党に、
約700億円もの大金を任せる事に、
不安を感じている人は多いのではないかと思います。


先日、福島へまだ義援金が配布されていない事に疑問を持った
タレントの清水国明さんが、自身のブログで、
日本赤十字社へ出向いて、義援金の今後の流れについて
直接お話された際の会話が掲載されていたので、
以下にその一部を転記致します。



■しみずくにあきの多毛作倶楽部
http://ameblo.jp/kuniaki-shimizu/entry-10847761951.html

・・・・

そこでのやりとりの結論は、「なんだ、結局わからんのか」でした。

やりとりを、要点だけ。

(清水国明・以下国明)義援金の現状は?

(日本赤十字社・以下日赤)義援金はまだどこにも分配されていない。
その理由は広範囲な災害のため集計ができず、分配の委員会が発足されないから。
それが立ちあがったら、義援金はすべてそこにお渡しする。


(国明)その会は誰が組織して、誰が委員を任命するのか?

(日赤)国の主導だが実に沢山の部署が絡んでいて、ここがやっていますとは言い切れない。

(国明)その分配を決める委員は誰が?

(日赤)行政関係や各放送局、有識者、など。
日本赤十字社もその一員。
被害の程度によって金額を決めて分配する。


(国明)では、その肝心な委員会は、いつ立ち上がる?

(日赤)分からない、広範囲な災害なので。
日本赤十字社は皆さんの義援金をお預かりしている立場なので、
一刻も早く委員会が組織されるのを望んでいる。


(国明)そんな仕組みになっていることを知らない人が多い。
今後募金を集めるとき、この義援金は今すぐに使われることは
ありません、と表示するつもりは?


(日赤)「・・・・・・」

(国明)この義援金を、今すぐ動いている組織、団体などの活動支援に使うことは?

(日赤)ない。

要点だけ書き出すと、非常に殺伐とした感じになりますが、終始にこやかな対応をして頂きました。

このレポートにしても、さらに誤解や勘違いが生じる恐れがありますが、今後は連絡取りあって是正してゆきましょう、ということになりました。


■日赤義援金の配分基準、国が策定へ 片山総務相が言及

片山善博総務相は3日のNHKの番組で、東日本大震災で
日本赤十字社に届いている義援金の被災地への分配について
「政府で何らかの目安をつくり、早めに配れるような基準を示したい」
と述べた。

日赤と関係自治体間では調整に時間がかかるため、異例ながら
政府が差配することになった。

片山氏は「本来は自主的に民間団体や関係県で配分額を
決めるのが一番よい。政府の介入はできるだけ避けたい」
と述べながらも、「青森県から千葉県に至る被害があり、
(当事者間で)どう配分するかは非常に難しく、うまくいかないようだ」
と指摘した。

日赤によると、義援金は3月末現在、約700億円に上っている。
配分にあたっては、亡くなったり行方不明になったりした被災者数、
避難者数などが基準となる見通し。
最終的には被災者個人に当座の生活資金として届くことを想定している。

2011年4月3日17時35分 asahi.com(朝日新聞社)
http://www.asahi.com/politics/update/0403/TKY201104030098...

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清水さんの「その分配を決める委員は誰が?」
という質問に、日赤は、

「行政関係や各放送局、有識者、など。日本赤十字社もその一員。
被害の程度によって金額を決めて分配する。」
と答えている。

行政関係と日本赤十字社はともかく、各放送局??有識者??
放送局って何の関係・権限が??

有識者って誰?
いわゆる、よく正体のわからないNPO法人やプロ市民団体??


このやりとりを見て疑問に思うと同時に、不安がよぎっていた。。

そして結局、異例の措置として民主党が全てを預かり差配する流れに
なったもよう。


人様のお金を預ると言う事は責任を伴います。
人様からの義捐金は、入金・出金を明確にする必要があります。


街頭募金にしても、

・ 何時何時
・ 何処で
・ 集まった義捐金の金額は
・ 名前が判る時は名前(勿論、匿名も有るでしょう)

こういった事を明らかにする必要が有るのではないかと思います。


収支を明確にする為にも、信頼できる組織を作る必要が有ると思います。
収支が明確になった募金や義捐金って本当に有るのかしら・・・sign02


・・・大丈夫なのでしょうか?!非常に心配ですね!!
 


そういえば、
thunder
アメリカの赤十字が100億円の義捐金を送ったと
報道がありましたが、それはどうなっているのでしょうね
sign02

それから、
ソフトバンクの孫社長が100億円の義捐金
ジャッキーチェンさんが全財産260億円の寄付

とすると、
1000億円は集まるのでないかしら・・・???


世界中の皆様の思いやり、優しさの義捐金を
民主党政府に任せて本当に大丈夫かしら・・・sign02

人災と言われる一つの理由かも・・・仕分け一覧

民主党になって仕分け人が仕分けをする中で


「ふ~ん。そんな組織が有ったの。」
「へ~え。そんな予算を組んでいたの。」

など等、民主党になって、
今まで国民の目に耳に触れる事の無かった予算配分の
一端を見る事が出来たのは良かったと思います。


それまでの自民党の長期政権の中で、
一般の国民から見ると
「変だ」とか「おかしい」「なぜ?」
と思える政策も多々有ったようです。

仕分け人からの質問に対しての官僚の説明を聞いて


既得権益を守る為の苦しい説明もあれば
矛盾した説明を分からない筈はないのに
しどろもどろで説明をしている姿を見て
民主党政権になってよかったと思った人も
多かったのではないかと思います。

けれども、子供の為(日本人の子供の為)と言いながら、
外国人の子供の為の子供手当てを支給する為に

国民生活を守る為のこの様な大切なものまで
仕分け人から不要としてされていたのですね。


今回の災害が人災だと言われる理由の一つかもしれません。
一部ですが紹介いたします。


仕分け一覧

平成22年度の国土交通省「事業仕分けレビュー結果」

・地域公共活性化/再生総合事業 40億4百万減

・沿岸域圏総合管理の推進等 319億円全額削減

・都市防災関連事業 3千6百万円減

・離島振興事業 45億4千8百万円減

・豪雪地帯対策特別事業 7千7百万円全額減(前年度1億7百万)

・河川改修事業 2億2千1百万円減

・砂防事業 1千3百万円減

・地滑り対策事業 2百万円減

・急傾斜地崩壊対策事業 4億9千6百万円減

・河川等災害復旧事業 50億5千4百万円減

・大規模土砂災害に関する対処手法の高度化に要する経費 1億円全額削減

・水害/土砂災害時の避難誘導支援検討経費 1億6千万全額削減

・洪水予報の高度化に関わる必要経費 1千9百万円減

・高潮災害に対する水防体制/避難誘導の改善検討経費 2千万円全額削減

・道路事業 262億7千4百万円減

・道路橋の予防保全に着実な実施に係わる経費 3千万円減

・地下街耐震対策調査費 4千4百万円全額削減

・船舶油濁損害対策 1百万円減

・港湾整備事業 24億8百万円減

・災害復旧事業 1億2千2百万円減

・予報業務 2億2百万円減

・アメダス観測 5億1千9百万円減

・地磁気観測 3千2百万円減

・防災情報提供センター 5千万円減

・高層気象観測 2千6百万円減

・海洋観測 2億7百万減

・防災体制設備経費 5百万円減

・海上保安官署設備経費 2億2千2百万円減

・土砂災害危険箇所データ作成費 9千8百万円全額削減

・河川利用安全対策経費 2百万円減

・大規模水害時の広域水防活動の検討経費 1千2百万円全額削減

  計 769億400万円 の削減となります。