『胃癌で半年。長くても一年は無理です。』
と六年前に病院で宣告された女性が
77歳喜寿のお誕生日を迎える事が出来ました。
六年前に私の元に来られた時と比べて、
顔色は良く、お肌は艶々し、体重も増えています。
何よりも、体力も付き、目にも力があります。
去年は、10年ぶりに5人目のお孫さんが誕生し、
今までしていた家事の他に
出産された娘さんや、お孫さんの世話を
「疲れを感じないんですよ。」
と言いながら、ニコニコとこなされている姿に感激しました。
この女性の癌も、出来た場所も
2006年7月17日に胃癌の手術を受けられた、
王監督さんと同じだったのです。
最新医療技術で治療されている王監督さんと、
癌=死
と腹をくくり
ひょうたん水を使いこなしながら、
私の癌を乗り越えた体験からのアドバイスを実践したこの方。
・・・
何かと、比較できました。
病院で検査は受けるものの、
手術もせず、薬も飲まずに
喜寿の誕生日を元気で迎えられた事に、
5人目のお孫さんを、その腕に抱く事が出来た事に、
心からの祝福を送るのです。
同期で市会議員をしていた方が
1月2日にお亡くなりになりました。
佐伯法人会の会長もされていましたので、
何かとお会いする機会も多く、
可愛がっていただいていました。
最後にお目にかかったのは、
昨年の12月2日にお見舞いに行った時です。
その時は、私の育てたひょうたんミカンを
「うまいなぁ」
と食べながら、小一時間お話をしました。
佐伯法人会の状況の事は勿論ですが、
ご自身の病気の事、
平成21年(2009年)4月4日にブログに書いた
http://terumi.hyoutansui.net/blog/2009/04/post-274.php
癌でお亡くなりになった奥様の事をお話されました。
特に、亡くなった奥様に関しては、高度医療の結果
「血液中にも癌のデーターは出ません。完治しましたよ」
と医師に言われたにも拘らず再発した事。
治療の事など等、お話になりました。
そして、最後にポツリと
「君は、癌を治したんだよね。
ひょうたん水って・・・。
どういう風に使うのかい・・・。」
と言われたのが印象的でした。
何しろ今までは、私の胃癌は誤診だと言って
私の話を否定し続けてきた人でしたから。。。
それでも、
今回の入院は、圧迫骨折での入院で、
肝臓癌の方は、落ち着いているから心配ない。
と仰っていましたし、
お話している間に顔色も良くなりましたので、
お亡くなりになるとは思いもしませんでした。
それだけに、
訃報を聞いて、動揺している自分自身に
自分自身が驚いた位です。
私が癌になった30年前には珍しかった癌も
2009年4月1日には 罹患率が二人に一人
と報道されています。
きっと2012年の今年は
2009年以上の罹患率になる事でしょう。
私と同じ様に癌を乗り越える人が
一人でも増える事を願って止みません。