昨日、佐伯市議会OB会が有りました。
佐伯市議会OB会の総会の後に
西嶋市長より
佐伯市の現状と取り組みについての説明がありました。
3割自治と言われる地方行政にあって
佐伯市も御多分にもれません。
佐伯市が取り組んでいる施策は、大規模なものですから、
市民の中には、夕張市のにの前になるのではないかと
危惧する声が私にも届いています。
そういう関係もあり、財政の説明に関心を持って聞きました。
ところが、説明を伺うと、何の心配もないのが分かりました。
西嶋市長は、流石、
「係数に強い!」
と自負されるだけあると思った所です。
佐伯市の市政の説明あと質疑応答があり、
その中で、
東北大震災のがれき受入れの提案がOBからありました。
大分県には、がれきの処理が出来る焼却炉は
大分市と佐伯市にしかありません。
西嶋市長は、
市民に説明のできる安全性が確認できなければ
がれき処理を受け入れるわけにはいかない。
どういう手段で佐伯までがれきを運ぶのか。
どこに保管するのか。
焼却灰の処理は。
など等の質問に対して、明確な答えが返ってこない。
回答があったのは、
Q 焼却して、がれきが100分の1になれば、
灰の中には100倍のセシウムが含まれる事になるのでは?
A そうです。
Q 焼却灰の処理はどこがするのですか?
A 受け入れをした、がれきを処理した市でして下さい。
という事ですから、今の状況では、受け入れは難しいのです。
さて、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
一人でも多くの人に知って頂きたいと思いますので書きます。
陸前高田市市長が、がれき専用焼却炉を県に提案したけれども
県も国も門前払いしたと言うのです。
http://www.asyura2.com/12/genpatu22/msg/194.html
其々の市町村に、
がれき処理の焼却場を作れば良いのに何故作らないのかしら
国の予備費や、復興対策費で建設できるはずなのにねぇ・・・
と不思議に思っていた方も多いのではないでしょうか.
其々の市町村に、がれき処理の焼却場を作れば、
雇用の場も出来るし、それに伴って企業活動も盛んになり
ひいては、復興の原動力になるのです。
その証拠に
自前でがれき処理の焼却場を作った
政令指定都市の仙台市は、今復興景気に沸いているとか。
勿論、焼却場だけで復興景気に沸くという事はないでしょうが、
少なくとも、雇用を確保する事で、被災された方々は
生活設計を立てるのに、どれほど役に立つか分かりません。
被災された地元の市長の提言に、
県も国も是非とも耳を傾けて頂きたいと思うのですが、
如何でしょうか
コメント