米軍普天間飛行場の同市辺野古への移設に反対する、稲嶺進氏が当選されました。
この選挙結果は
名護市民の方が、
「米軍基地はいらない!!!」
と明確に意思表示をした事であり、
平野官房長官が25日、
「しん酌しなければならない理由はない」と発言された事に対し、
沖縄で反発の声が上がっているのは当然の事では無いでしょうか?
ところで、米軍普天間飛行場の移設問題は、
95年少女暴行事件が発端になっている事はご存知の事と思います。
沖縄の住民の方の抗議行動は、
米軍基地の沖縄からの県外移設や国外移設であったにも拘らず、
いつの間にか、沖縄県北辺野古への移設へと摩り替わっていったのです。
・・・何かおかしい
何だか・・・ヘン
と考える方も多いのではないかしら。
レイプの事件は、氷山の一角に過ぎないという事は言われてきている事です。
95年少女暴行事件は、レイプされたのが小学生であり、
三人から輪姦されたという事で、沖縄の方がたの怒りが爆発したのでしたね。
浜辺にいたら、突然米兵に暴行を受けたり、
銃を向けられたりしたと言うのは、マスコミでも報道されましたが、
「家に入ろうと鍵を開けようとしていた所、レイプされた。
とか、
鍵をかけていたにも拘らず部屋に入って来てレイプされた。
という話は、表ざたにはなっていないけれど、い~っぱい聞いているよぉ。」
と沖縄の友人から聞いた時には、恐怖と憤りがこみ上げて来た事を思い出します。
20年ほど前に嘉手納基地を見下ろす丘に行ったことがありますが、
その騒音の大きさと、飛行機の離発着の多さに、
夜も昼もこの騒音の中で生活を強いられている事に対して、
沖縄に限らず、米軍基地をひかえている住民の方々の苦しみを
深く思いを馳せる事がなかった事に忸怩たる思いをした事を思い出します。
生活の糧を他に求める事が出来れば、誰も米軍基地の存続に賛成はしない。
賛成しているのは、生活の糧を基地に頼るしかないから。
という生の声を政府や政治家の方はどの様に受け止められるのでしょうか?
もしも、ご自身の、お嬢さんや、お孫さんが。また、息子さんの恋人がレイプされたら、
「仕方ない。国の為だから我慢しなさい。」「抑止力として必要不可欠なんだから」
と仰るのでしょうか?
もしも、ご自身の、息子さんや、お孫さんが。
また、
お嬢さんの恋人が、突然、銃を向けられたり、暴行を受けて大怪我をしても、
「仕方ない。国の為だから我慢しなさい。」「抑止力として必要不可欠なんだから」
と仰るのでしょうか?
国民の、生命と財産を守るのが、国の役目です。
国民が、安心して、暮して行ける様に
政治家の方は、国民の、生命と財産を守る為に、
その役目を果たす義務と責任があると考えます。
ですから、
米軍基地がなくても生活できるようにするのが、
国としての責務と考えるのは私だけではないと思います。
「日米合意の重要性」もあるでしょうが、
米軍基地を作る為に強制的に土地を奪われた人々に対し、
また、何十年と苦痛を強いて来た沖縄の人の立場に立って、
誰もが納得する結論を
出していただける事を鳩山総理に期待しています。
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