日本に対する諸外国からの善意と支援の一部が行き場を失っている。
混乱の中で日本側の受け入れ態勢に不備があるのみならず、
食品安全基準などが大きな障害になっているようだ。
「日本に恩返しをしたい」という各国の思いが宙に浮く格好となっている。
東南アジアのある国は、毛布を数万枚送ると申し出た。
だが、日本政府はサイズ(80センチ×80センチ)を指定し、
送られる予定の毛布が20センチほど「規格」に合わないとわかると、
受け入れに強い難色を示した。
「規格外」の毛布は、すったもんだの末にようやく日本に届けられた。
日本政府から救助犬の派遣を真っ先に要請され、
それに応じて送り出そうとした矢先に「待った」をかけられたケースもある。
その際の説明は「空港での検疫に1カ月かかる。
1週間に短縮できるが、救助犬をその間管理できない」
(支援を申し出た国の高官)だった。
結局、この国の救助犬が日本の地を踏むことはなかった。
コメ数万トンの援助を事実上、断られた例もある。
送る予定のコメは日本人の口には合わないだろうと、
もち米を交ぜる工夫も施されていた。
しかし日本政府は「国内に余剰米がある」と回答。
すでに空輸準備が終わっていた一部を除き、
日本には届けられなかった。
食料品を送ろうとして
「食品安全基準のチェックがされていない。
日本語の表示ラベルもない」と、拒否された例もある。
日本側には支援を受け入れても保管場所の確保や、
被災地への輸送がままならないという事情もある。
だが、
「日本からはいろいろな支援を受けてきたので、
その恩返しをしたい。
受け入れ側の事情も理解しており、
不必要なものを送るつもりもない。
それでも日本政府の対応は首をかしげる」
(東南アジア筋)という声は小さくない。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110324/asi11032417390002-n1.htm
という記事を読んで政府の対応に憤りを禁じえません。
インドネシアでも日本の復興を祈り手形で日の丸を作ったり
日本の復興支援のTシャツやマグカップなど等
「日本に恩返しをしたい」との思いからです。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110327/asi11032716180002-n1.htm
日本が未曾有の大災害に世界中から
「日本に恩返しがしたい」
という思いが届けられている事に
国民の一人として感謝の気持ちで一杯です。
それなのに、
人の好意を無にする様な政府の対応はあんまりです(#`Д´)
断るには断る理由が有る筈ですが、
断るにしても断り方があろうと言うものです。
どんな事故や災害でも、3日を生存の目安にしています。
ですから、
如何に迅速な初動体制を整えるかに
人命がかかっている事は周知のはずです。
ですから、
何とかして手段方法を模索し実行する責任が政府には有ります。
道路がダメなら、海から。
海がだめなら、沖の空母を基地にし
ヘリコプターで物資や支援の人々を送り届ければ良いのです。
空母には、医療設備等が整っているのですから、
けが人や病人はそちらで治療してもらえば良いのです。
ヘリコプターの発着できる場所は限られていてもない事はありません。
そうそう、菅総理はヘリコプターで現地入りしましたよね。
それでなくても大変な時にわざわざ・・・・。
パフォーマンスかどうか知れませんが・・・・。
何日かたって某TV局がヘリコプターで現地入りをしていましたが、
その番組の中でも
「政府はどうしてヘリコプターを使って物資を届けないのか。
民間でもヘリコプターで入れるのに・・・。」
とあまりの惨状に声を詰まらせていました。
今回の災害は人災だと言われる所以でも有るわけですね。
そういえば、
ロシアの原子力関係者が支援の為に来日する時に
新潟空港に離着枠がないという事で数日足止めされました。
・・・ご存知ですか?
けれども、
原発の事故の処理の応援に来て下さる方の為の離発着枠はなくても
中国に向かう飛行機は何機も離発着していたのですよ。
原発事故と言う日本人の命に関る重大な事故処理の為には時間が勝負です。
時間が勝負の事故の対応の為にわざわざ来日して下さる方よりも
放射能が怖いからと、我先に中国に帰ろうとする人々と
どちらを優先しなければならないのかは明白です。
政府にしても、東京電力にしても
本当に被災している日本人を一人でも助けようとしているのかしら?
と疑いの念を持ってしまいませんか?
もしかすると
向き合っているのは日本人ではないのかも・・・
と思うのは私だけではないと思います。