先日の17日は、日頃から可愛がっている女の子の11歳のお誕生日でした。
この女の子は、生後3ヶ月の頃からアトピーで、苦しんだ子供です。
両親も、両親の兄弟も、その子のお兄ちゃんもアトピーでは有りません。
11年前の状況といえば、
まだまだ、田舎のこの地方では、アトピーもさほど多く目にする事はありませんでした。
その子の両親ですら、その子の症状を見て、
「これがアトピーなんですか?」
という程度でした。
勿論、病院で診察も受けましたが、ステロイドを処方されるだけだったそうです。
母親は、インターネットなどを駆使してアトピーの事を調べたようでした。
その結果、私の元に相談に来たのです。
(その女の子の母親とは、私の市会議員の選挙の時に、応援をしてくれた10代の頃からのお付き合いです。)
私が、地元の病院で余命3ヶ月と診断された胃癌を手術もせずに、
薬も飲まずに完治させた体験を知っていましたし、
私の開発した商品も使ってくれていましたので、相談に来たのです。
その子は、本当に臭かったです。
私が留守の時に連れてきても、玄関に残る臭いでその子が来た事が分かるくらいでしたから・・・。
その子を抱くと、痒いものですから、顔や手足を私に擦り付けて掻くのです。
抱くたびに、膿や汁、血などを私の服に塗りつけたものでした。
その子は、何年もかかりましたが、アトピーを完治する事が出来た時の喜びは、言葉に言い尽くせません。
「わが子の病気を乗り越える為には、子を思う親の愛がどれ程のものかを試される」
という事を知ったのも、この子のお蔭です。
「子供の幸せを思わない親はいない。」
世間で当たり前に言われる事です。
言われる事では有りますが、思うだけなら誰でも出来るのではないかしら。
大切なのは、
「子供が、幸せな人生を送る為に必要な事を、
どんなに苦しくてもやりこなす事が出来る親であるかどうか」
だと私は考えます。
この女の子の場合の様に、アトピーで苦しんでいる人は、
全国で2000万人とも3000万人とも言われています。
アトピーの子供をもった親御さんでも、
「何とか治してやりたい」
「大きくなれば、その内なおるに違いない」
「ステロイドで綺麗に治るのよ」
「一生付き合って行かなくてはならないから・・・」
「どうせ、治らないんだから・・・」
思いは様々だと思います。
けれども、
「悪くなれば良い」
「悪くなっても仕方ないじゃない。」
等と考えている親は一人としていないのではないでしょうか?
アトピーの吾が子を持つ母親の中の一人の母が、わが子の一生を考えて、
「何としてでも、お母さんがお前のアトピーを治してやるからね」
と、私のアドバイスを必死に実践してくれました。
どれ程の苦しく辛い思いを一つ一つ乗り越えて来たかを振り返る時、
吾が子を思う思いを貫いて結果を出した事に、心からの喝采を送らずにはいれないのです。
お誕生日、おめでとう!
私を信じて、結果を出し切るまで一生懸命頑張った母と子に
誕生日が来る度に心からの祝福を贈ると共に、この親子のような喜びで誕生日を迎える事の出来る人が、もっともっと増える事を願って止みません。
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