小林麻央さんの最後まで諦めずに頑張る姿や笑顔に心から応援していました。
私は、胃がんで、癌性潰瘍もありましたから、
【食べるという事】
は、とてもしんどい事でした。
一日最低10回は嘔吐していたのですから当然ですが。。。
食欲がないのは勿論、
休みなく痛む胃と、痛みの為に硬直する胃
更に、味が分からなくなるだけでなく、
ご飯を噛むとジャリジャリと音がするのです。
お箸を持つのも重くなり、更に食べる気が失せてしまう。
それでも、食べました。
お茶漬けで噛まずに胃に流し込むのです。
胃に入れば更に痛みは酷くなりました。
それでも食べるのです。
我が血肉になってほしい
生きる力を与えて頂きたい
癌を治す力を与えて頂きたい
親より先に死なれない
食が細くなれば、それだけ癌を治す可能性は低くなる。
だからこそ、どんなに苦しくても普通の量のごはんだけは食べたのです。
癌の方に出会う事も多くなりましたが
食が細くなると、生命力が低下していくのを感じます。
食べ物に感謝をし、しっかりと食べる事の大切さを思います。
母は、「ただ食べるのではない。食べ込むことが大切」
と食べ込む様に躾けてくれたお陰で、どんなに苦しくても辛くても
【食べるという事】
が出来たのだと思います。
日ごろから
【食べるという事】はどういうことなのか。
【食べるという事】はどういう姿勢であるべきなのか。
等々考えて行く事は大切なのではないかと思います。