お正月用のお花を飾るお宅が多いことと思いますが、
例に漏れず、我が家でもお正月用のお花を活けます。
以前は、お花屋さんで購入した花材で活けていたのですが、
思うところがあって、
最近は、お花屋さんで買ったお花を活ける事は少なくなりました。
お花は、その土地のその季節に大地から与えられたものが、
活けるに一番ふさわしいのではないかと考えたからなのです。
確かに、お花屋さんのお花は、種類も豊富で、
数や、大きさなども揃っていて、活けるのも活けやすいです。
それに比べ、自然の中で花材を探し、選び、活けるのは時間も手間もかかります。
それでも私は、生きて、新年を迎えられる喜びや、
感謝の気持ちをお花に込めて活ける為に山に入って花材を探します。
竹や梅など、木々や草花にも声を掛けながら、
「お正月のお花を活ける為に枝を分けて下さいね。」
「とっても、良い香り。きっと、皆さんが喜んでくれるわ」
などと声を掛けながら、最小限度の枝を頂いて来るのです。
幸いな事に、佐伯は自然が豊かな上、
知人の山やお庭に竹に梅。南天、椿、水仙など等が植えられています。
「どの枝が良いんな
どっから切れば良いんな
好きなだけ切って行きよ
この南天は実が一杯ついちょるけぇ良いんじゃねえの 」
等と良いながら、気持ち良くお花を下さいます。
自然が豊かだと、喜びを生み出すものを自然が与えてくれます。
自然が豊かな上、日頃のお付き合いの積み重ねが、
この様な喜びを与えてくれるのですね。
都会にお住いだと、このような事はしたくても出来ない事ですが、
幸いな事に私の住む佐伯市では、
まだまだこの様な生活が出来るのですよo(*^▽^*)o
今朝は、梅の清々しく甘い香りが、お部屋にただよっていました。
床の間に活けた梅の枝に花が咲いたので写真に撮ったのです。
ハッピーな気持ちをあなたにもお分けしたくて・・・。
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