活性酸素について

健康維持に必要不可欠な活性酸素

食べたものが酸素の助けを借りてエネルギーに変わる時、酸素に電子を取ってもらう事で代謝の反応が起こり、酸素は活性酸素・フリーラジカルとなります。
(フリーラジカルとは、ペアになっていない電子を抱え、非常に反応しやすくなっている原子や分子のこと。)
そして、臨機応変に電子をくっつけたり離したりし、あらゆる物質と電子をリレーすることで生体のホメオスタシスに関与しています。
つまり生きている以上、活性酸素は必ず発生するものであって、しかも健康を維持するのに必要不可欠なものなのです。

過剰に作り出される活性酸素がバランスを崩す要因

では、なぜ活性酸素が問題視されているのでしょうか。
活性酸素生成の要因には

外因性内因性
薬物(代謝)
食物、アルコール(代謝)
放射線
たばこ
大気汚染
精神的ストレス
熱(炎症、免疫反応)
虚血

等があり、これらは一般的に「酸化ストレス」と呼ばれています。
活性酸素は物質から電子を受け取ります。これを「酸化」と言いますが、体には酸化したものを元に戻す「酵素」があり、これにより「酸化⇔抗酸化(還元)」のホメオスタシスを保っています。現代人は、常に酸化ストレスにさらされている為、活性酸素を過剰に作りだしており、バランスを保てなくなってきているのです。

次のページでは、酸化してしまった体を元に戻す方法を説明します。

直前のページへ戻る