耳鼻咽喉系
中耳炎
私が赤ちゃんの頃、
祖父が湯船の中で私の身体を洗っていた時に
手を滑らせ湯船の中に落としたのが元々の原因だと
亡くなった母から聞いています。
6歳の時、手術をする予定になっていたのが、
ベッドの空きが無くなり手術をせずに済みました。
手術を免れた後、紹介された耳鼻科の先生は、
「女の子なのに大きな傷を残したら可哀想だから、
手術はしないで、気長に治療しましょう。」と仰っいました。
(それで、6歳の頃からほぼ毎日通う事になり、
お正月ですら、治療に通わなければならない状態でした。
小学校4年の時、お灸で中耳炎を治す処があると聞いてきた母は、
今では高速で、1時間余で行けるのですが、
当時は、交通の便がとても悪く、汽車で3時間ほどかけて私を別府に連れて行きました。
そこで母は中耳炎の急所にお灸のすえ方を習ったのです。
それからは、毎晩、家で、お灸を背中に饐えられました。
(お灸を我慢したご褒美にアイスクリームを食べれたのは嬉しい事でした。)
高校生の頃には落ち着きました。
ところが、40歳の頃再び耳が痛くなり、中耳炎は落ち着いてはいるものの、
治ってはいないのだと実感したのです。
それから、何度か痛みは来ましたが、
その度にある手立てをして乗り越えて行きました。
今では全く痛みも無く「中耳炎は治っている」と言われました。
それが、2015年(平成27年)の7月から膿が出始めたのです。油断すると耳垂れが耳孔から溢れて首に流れ落ちる程なのです。痛みは全くないのですが、枕カバーに血膿が付いていたり耳垂れがとめどなく流れてくるのです。耳が聞こえにくくなりましたが、一年半続いた耳垂れが治まった時は前以上に聞こえるようになりました。
使った綿棒の数は、200本入りの綿棒を20箱以上で両サイドに綿花が付いていますので8000回は耳垂れを拭ったことになります。
この体験を通し、中耳炎の治療で治ったと言われていても本当は治っていなかった事。
治療に使った薬が体内に残っていた事。
古い病気程治るのに時間がかかる事。などに気づかせて頂きました。
鼓膜損傷
32歳の頃、ある事故にあってから、
耳が聞こえにくいなぁ
と感じていました。
(※ 鼓膜損傷についてはこちら)
早く処置をすれば良かったのでしょうが、
そのうち治るだろうとそのままにしていたのです。
ところが、
治るどころか、段々と聞こえにくくなって行ったのです。
低い声や、くぐもる声はほとんど聞き取れなくなってしまいました。
聴覚に障害のある人を知っていましたので、
まさか
もしかして
という気持ちが急速に膨らみ、耳鼻科を受診したのです。
すると、
「何らかの力が加わって破れたのでしょうが、長年の中耳炎で破れていたのかも知れません。
とにかく、鼓膜が破れていますね。聞こえる幅が非常に狭くなっています。
失礼ですが、あなたの年では、再生は無理でしょう。」
との事でした。
でも、
再生手術などしてはいませんが、
不思議な事に、今では、私の耳は問題なく聞こえるのです。
慢性肥厚性鼻炎
中耳炎で通院していましたが、
中学1年生の時に慢性肥厚性鼻炎と言われ手術をしました。
(※ 慢性肥厚性鼻炎についてはこちら)
術後は、鼻つまりが楽になりましたが、
その後、再び、鼻つまりで辛い毎日でした。
蓄膿症
《 参考 》
毎日毎日、鼻の洗浄をする為に病院に通っていましたが、
微熱が続き、頭もボーっとするなど、
高校生になってからは更に酷くなり、
10年程お世話になっている先生は手術をしてくれないので、
思い余った私は、別の耳鼻科に行き診察を受けました。
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高校一年の冬休みに手術を受けたのですが、
当時は、局部麻酔での手術でしたので、声が聞こえるのです。
上顎の内側を切って広げての手術でした。
「うわーっ!!! 酷?い!!! 臭?い!!!」(看護師さんの声)
それから、骨を削るのです。
ノミを使ったのかどうか分かりませんが、
ゴンッ!ゴンッ!
と骨を削る衝撃が頭に響くのです。
その度に、手術に立ち会っていた姉の手を強く握っていた様です。
私が、骨を削る衝撃の度に強く握った姉の手は、
「手術後数時間は、元の様に動かなかった。」
と言っていました。
そして、その後経過は、とても順調でした。
病院を変えてまで、手術して本当に良かったと思いました。
ところが
最近
35年前に手術して削った辺りに痛みを感じ始めたのです。
そして
その辺りを押さえると
なんと
過去の記憶を呼び起こすような感触
大変
大変
それから、
私なりの対処をしていますが、
さてさて、どうなりますことやら・・・・
あれからひと月ほどして痛みは完全になくなりました!
鼻タケ
鼻タケをごぞんじですか?
鼻タケ
は、その名の通り、鼻の中に筍のような塊が出来るのです。
(※ 鼻タケについてはこちら)
手術は簡単で、メスで、切って終わりです。
私は、中学1年で手術をしました。
ほとんどが慢性副鼻腔炎に伴って発生するため、慢性副鼻腔炎も
一緒に治療する必要があります。
とありましたが、
なるほど
・
・
・
蓄膿症になったのもうなずけます。
二回目は高校1年の時に蓄膿症の手術と一緒にしました。
この私の体験は、
ただ手術して鼻タケを取り除いたとしても
鼻タケの出来る
体質を改善しない限り何度でも、繰り返す
のだと言う事の証明の一つだと思います。
口角炎
以前は、口切れと言っていましたが、今では口角炎と病名が付きましたね。
口角炎になると
- 口を開けると切れて痛い。
- いつも爛れていて気持ちが悪い。
- 唇を含め腫れ上がる
- 唇を含め熱っぽい
- 食欲不振
- 等など
かさぶたが出来ては取れ。
取れては、血が出るを繰り返していました。
人が口角炎の話しているのを聞いて、そういえば私も口角炎だったと思い出しました。
何故かって?
以前は度々口角炎の症状が出ていたのに、5年以上は全く症状が出ていなかったからなんです。
勿論、口角炎で悩むことはなくなりました。
扁桃腺肥大
《 参考 》
風邪をひいては高熱を出す
と言うのが幼い時の私の日常でした。
熱の為に、色が変わって見えていたのですが、
その頃の私は、それが当たり前だと思っていました。
そして
扁桃腺肥大を繰り返して
慢性になってしまいました。
慢性扁桃腺炎
慢性扁桃腺炎になった私は、
高校生の時
蓄膿症の手術をする為に転院した先生から、ある時
「口を開けてごらん。」
「扁桃腺が腫れているじゃないか!
それも、膿が溜まって酷い!
手術で早く切り取らなくてはいけない!」
と言われた私は、
「扁桃腺の手術はどうやってするのですか? 」
とお聞きしたところ、
「ここに座って口を開けてチョンチョンと切るんだよ。
たいした事じゃないし、すぐに終わるから・・・。」
それを訊いた私は、
「いいです。扁桃腺が腫れても構いませんから、手術はしません。」
と言って帰りました。
若い頃に、扁桃腺を手術したという人から最近訊いたところでは、
「扁桃腺を切らずにいたら、風邪をこじらせて、
しまいには、人工透析をしなくちゃならなくなる。
手術をしたら熱もでなくなるからね。」
と言われ、怖くなって手術したそうです。
その結果、
「 扁桃腺の除去手術をしたにも拘らず、
熱は出るし、
咽は痛いし
人間の身体に必要のないものなんてある筈ないのよね。
ずぇったい扁桃腺は取っちゃいけないのよ。
貴女は、扁桃腺の除去手術をしなくて正解よ! 」
ですって。
切らなくて本当に良かったと思った瞬間でした。
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