癌の経緯 ~昭和57年から平成7年まで~
- 1982年(昭和57年) 8月 発病 (痛みと嘔吐で一週間で体重5kg減)
- 1982年(昭和57年) 9月 造影 写真を見て「癌かもしれん」と言われる。
※ 内視鏡結果(写真)
- 1982年(昭和57年) 9月 胃カメラ(生検)
- 1982年(昭和57年)10月 胃カメラ(生検)3数回の検査で
そのままにしていたら3ヶ月、手術をしても半年と診断される
【 医師との会話 】

私-------「手術は受けません。」

医師-----「運び込まれた時は、意識が無いかもしれないよ。その時は、どうするの?」

私-------「自分の意識が無い時には、家族の判断に委ねるしかありません。」

医師-----「手術をしないのなら、うちでは診れません。」
- 1982年(昭和57年) 10月 痛みと嘔吐で一週間で体重が5kg減った私の姿を見て執拗に検査を勧めてくれた看護婦をしている友人から打ち明けられました。

「・・・実は・・・ドクターが、『1ヶ月で4倍の大きさになっているから、このままで行くと、恐らく、3ヶ月しかもたないだろう。』と仰っているの。あまりに、貴女がのん気でいるものだから・・・」
と、医師法の関係で、本当は、伝えてはいけない立場でありながら、私の為に本当の事を伝えようかどうしようか悩み、彼女自身が胃潰瘍になってしまいました。
- 1982年(昭和57年)11月 休職して癌と向き合う
- 1982年(昭和57年)11月 手術をしなくても診察してくれる病院探しをする
- 1982年(昭和57年)12月13日 織部胃腸科病院受診・・・胃透視
- 1982年(昭和57年)12月15日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検

医師----「今年中に手術をしなさい。何処の病院でも構わないので、紹介しますから 今年中に手術をしなさい。」

医師----「手術をしなければ、決して5年は生きない。もしも、5年生きたら、僕の首をあげる。絶対に5年は生きないよ!」
- 1983年(昭和58年) 4月 7日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検

医師----「お盆までは大丈夫でしょう。」
- 1983年(昭和58年) 10月 5日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検
- 1984年(昭和59年) 2月 4日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検
※ 内視鏡結果(写真)
- 1984年(昭和59年) 6月 1日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検

医師----「クリスマスが迎えられたらお祝いをしてあげよう。」
クリスマスを迎えられ、「生きられて良かったね。」と食事をご馳走になり香水をプレゼントして頂きました。ゲランの【ミツコ】は私にとって特別な香水となりました。
- 1985年(昭和60年) 12月 5日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検
- 1986年(昭和61年) 1月 風邪をこじらせてホームドクターの森崎医院を受診

医師----「手に負えないので、南海病院に連絡します。」
- 1986年(昭和61年) 1月 地元にある南海病院に入院
気管支炎・肋膜炎・腎炎・肺血症・尿毒症・肺炎と診断され即入院
たまたま、宿直医が私の癌を診断した先生だった為、

「癌の治療をしないのなら入院します。」
と申し出ました。
- 1986年(昭和61年) 1月 1週間で退院
寝たり起きたりの生活が夏まで続く

- 1986年(昭和61年) 2月15日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検
- 1986年(昭和61年) 4月 東京築地癌センター受診・・・胃カメラ・生検
- 1986年(昭和61年) 5月 東京築地癌センター受診・・・胃カメラ・生検
- 1988年(昭和63年) 9月16日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検
癌が消滅
- 1989年(平成元年) 4月27日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検
※ 内視鏡結果(写真)
癌の再発は見られない
- 1992年(平成4年) 5月15日 織部胃腸科病院受診・・・胃カメラ・生検
癌の再発は見られない
- 1984年(平成59年) 10月 日本癌学会で私の症例を県立病院の外科部長の渡辺英宣氏が発表
- 1995年(平成7年) 5月 18日 織部胃腸科病院による治癒証明書発行
※ 治癒証明書(写真)【 診断書内容 】
上記者 昭和57年12月13日初診。胃内視鏡検査及び組織診断により低分化型腺癌による早期胃癌の診断を得た。これは南海病院、国立癌センター(東京)の診断と一致している。しかし一切の治療行為を行わなかったにもかゝわらず昭和63年9月16日以降は何度検査を行っても癌組織認めず、根治したと認める。これは日本癌学会で発表した。尚最後に胃内視鏡を行ったのは平成4年5月15日であり異常は認めなかった。平成7年5月18日 織部内科病院 織部 博史
次のテーマは『病気についての基礎知識』です。
まずは、『全ての病気は、血液の汚れから』についてお話します。
《 関連ページ 》