好転反応と薬害の違い
好転反応と薬害の違いを明確にしておきませんと判断を誤ってしまう場合もありますので、ここでは、好転反応と薬害の違いについてお話し致します。
概ね、自分に不都合な変化が出てくると、「これは悪い!自分には合わない!」等と判断します。でも、本当に「悪い!」「自分に合わない!」のでしょうか。
「悪い!」「自分に会わない!」と判断した変化が本当は良くなる為の変化だとしたら・・・?
良くなりたいと願い良くなる為に巡り合ったにも拘らず、折角のチャンスを逃してしまう事になりかねません。
それとは反対に、「良いわ!」「私に合うみたい!」と思っていても、それが、ただ表面上の良い変化であって、表面には見えない体内に悪影響を及ぼしているとしたら、結果的には、悪い結果をもたらす事にもなりかねません。
例えば、アトピーの方が使われるステロイド剤。
実は私も、私の姉も使っていました。
私は、子供の頃、手の平のバラ色粃糠(ひこう)疹で何年も皮膚科にかかっていました。
(『メルクマニュアル【バラ色粃糠疹】』http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec18/ch203/ch203j.html解説)
皮膚科から処方されるお薬では、手の平のバラ疹が何年も治らずにいたのですが、ステロイド剤が市販されるようになって、薬局で購入し塗った所、すぐに綺麗になりました。
ですから、冬場を含め半年間は毎日、朝昼晩、手に塗っていました。
10年間ほど使い続けた結果、私の副腎は硬くなってしまいました。
もしかすると、自分の体の副腎皮質ホルモンを作る機能が低下していたのかも知れません。
姉の場合は、ニキビ痕に良いからとステロイド剤を使いました。
私達も、すぐに綺麗になるし、効果があったので、「良い!」「私に合うみたい!」と判断したのです。
ステロイド剤は魔法の薬といわれていますし、今でも様々な形で処方されている事と思います。
ある膠原病の方がステロイドを処方された時に、「膠原病の症状は緩和されるけれども、副作用は癌です。」と医師から伝えられたのです。
なんと、副作用が癌というのです。
その事を考え合わせますと、ステロイドを使っていた私と姉が二人とも癌になったのも偶然ではない様に思えます。勿論、癌の原因はそれだけではないと思いますが・・・。
私達姉妹の様にとんでもない苦しみを手にしない為にも、自分にとって「良い」[悪い]と判断を下す為の一つの参考にして頂ければと思います。
薬害とは、薬剤により、植物体や人畜に有害な作用が及ぶこと。
薬害訴訟とは、医薬品の使用による医学的に有害な事象のうち社会問題となるまでに規模が拡大したもの、中でも特に不適切な医療行政の関与が疑われるものを指す。臨床医学よりも医療訴訟や報道などで行政の対応の遅れを非難する際に多く用いられる。
好転反応(こうてんはんのう)とは、東洋医学(按摩や鍼)で使われる用語で、治療の過程で起こる予期しない激しい身体反応のこと。
薬害であれば、当然の事ですが、すぐに使用を止める必要があります。
反対に、好転反応であれば、良くなる為の一過程と言う事ですから、使用を止める必要はないという事になります。
更に、好転反応であれば、激変とはいかなくても僅かな変化の積み重ねが、喜びの結果に繋がっていくのです。
健康食品や、健康器具のセールスの場で、副作用や不適応を誤魔化す為にしばしば使われるという事もあると言われていますので、好転反応という言葉に不信感を持っている方もいらっしゃるかも知れません。
しかしながら、本当の好転反応であれば、体の活性力が高まって、体内の解毒、デトックスが始まったという事ですから、更に量を増やしたり、あるいは使い続ける事を勧められる筈です。
そのように考えると、メーカー等が、他の商品を勧めたり、使用を一時止めるように言われたりした時は、好転反応ではなく薬害の可能性を疑った方が良いかもしれません。
好転反応は、その状態においては、肉体的、精神的にも辛い事があると思います。
けれども好転反応を乗り越えて喜びの結果を手にした経験のある方は、お分かりだと思いますが、好転反応ならば、乗り越えたときの結果を見据えて、その状態を楽しむことも出来ます。
喜びを生み出すのが好転反応であれば、苦しみを生み出すのが薬害とも言えます。
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