癌を宣告されたらしておく事
身辺整理
自分が死を迎えた時に残された家族に迷惑を掛けないように身辺整理をする事が大切です。
本人にとっても家族にとっても辛い事かも知れません。
けれども、残された者が、遺品の整理をするという事は、
本人が生きている時に整理をする事よりも更に辛い作業となりますので、
自分で整理をする事をお勧め致します。
- クレジットやローン等、返済できるものは完済する事。
(自分の死後届いた請求書に家族がびっくりする事になるかも知れません。
そうなると、迷惑をかけることにもなりかねませんから。
なお、住宅ローンは心配いりません。) - 形見分けの整理をする事。
(誰に何をあげるかも書いておく方が良いです。) - 洋服なども整理をして、クリーニングを済ませておく事。
(恥を書かない為にも汚れ物がないようにしましょう。) - 遠くに住む知人や友人にお別れの挨拶をする事。
(事実をそのまま伝えて、お礼を言っておきましょう。
二度と声を聴く事が出来ないかもしれませんから。) - 預金等は、必要最小限のものは残して解約し、
手元に現金を持っておく事。
(死亡すると、口座は凍結されるので、
色々面倒な事になりかねません。) - 等々
泣くこと!
身辺整理をする間、涙が溢れてくる事でしょう!
涙は枯れたと思っていても話す相手が変わると涙が溢れてきます。
たとえ男性であっても泣けばよいのです。
【涙は枯れない!】
とその時知る事でしょう!
そして、生きる事の不思議と有りがたさを見出し
死する事の何たるかを考えるのです。
さてこれから
これで概ねこの世を去る時に
【立つ鳥跡を濁さず】の準備も整いました。
昔から、死んだら天国か地獄に行くと言われています。
勿論、
「死んでみなけりゃ分からない。」
という人の多い事も知っています。
でもよく考えてみて下さい。
もしも、死んでから、「天国や地獄は有ったんだ~!」
となった時には間に合うと思いますか?
私は間に合わないと思います。
ですから、天国に少しでも近づく努力をして死にたいと思うのです。
お葬式の時に
「生前はお世話になりました。」
当たり前にご挨拶しますよね。
前に生きていた時…?
今生きているっていう事…?
「魂は、肉体から離れ、肉身は土に帰る」
じゃあ、魂って何?
魂ってどこに行くの?
何処か帰る場所があるのかしら?
等々、気を落ち着けて日常生活の中の言葉の一つ一つを改めて考えて見ると、
今まで見えなかったものが見えて来るかも知れません。
《 関連ページ 》